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大切な家族が「がん」だと診断された、そのとたんにむずかしい医学用語
がとびこんできます。説明が理解できないと頭が混乱してしまい、
不安になってしまうことがあります。
そこでここでは、よくつかわれることばについて説明していきます。
ご家族の状況を判断するときに参考にしてみてください。 |
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| 良性腫瘍(りょうせいしゅよう)と悪性腫瘍(あくせいしゅよう)について |
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腫瘍がある、といわれて検査を受けたあと、「良性」といわれるか「悪性」といわれるかではその印象もずいぶんちがったものになると思います。
告知によるショックをやわらげるために、医師が「良性だけど、進行がん」だと説明することもあるようです。しかし、この場合、「悪性腫瘍でかなり進行したがん」であると考えるべきです。
良性腫瘍と悪性腫瘍の特徴を理解していれば、この説明は変だと気づき
ますが、なかなかそのようなことを知らない患者さん・ご家族がたくさん
いらっしゃいます。
もちろん、お医者さんがきっちり症状や病名を説明するべきですが、告知
によってはそれぞれの考え方があるので、そのような伝え方になってしま
うときもあるようです。
正しく診断をうけとめられるように、ここでは良性腫瘍と悪性腫瘍について説明します。
腫瘍とは・・・わたしたちの身体の細胞は常に分裂をくりかえしています。
しかし、遺伝子に異常が発生し、本来のサイクルを無視して
かってに細胞が増殖するようになり、かたまりになると、
それが腫瘍いわれるものになるのです。
なかには、白血病のようにかたまりをつくらない腫瘍もあり
ます。腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性のものを
「がん」といいます。良性腫瘍と悪性腫瘍にはそれぞれ次の
ような特徴があります。 |
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| 良性腫瘍 |
良性腫瘍は、腫瘍がおおきくふくらみますが、まわりの組織との
境界がはっきりしていて、まわりの組織をこわして浸潤すること
はしません
腫瘍があっても身体全体に大きな影響をあたえないのです。
腫瘍をとりのぞいてしまえば再発しないのです。
子宮筋腫や卵巣のうしゅは良性腫瘍の代表的なものです。
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| 悪性腫瘍 |
悪性腫瘍(がん)は、無制限に増殖するので全身におおきな
影響をあたえます。悪性腫瘍が身体のあちこちにひろがる時
に勝手に増え続けたり(自律性増殖)、周りの組織にしみでる
ように広がったり(浸潤)、離れたとおくの組織に飛び火する
ようにひろがる(転移)性質があります。
悪性腫瘍ができている部位(原発部位)のまわりにひろがって
いるか、離れた臓器に飛び火しているか、悪性腫瘍の広まり
方(進行の度合い)を説明するときに、医師は悪性腫瘍の
特徴である浸潤や転移があるかどうかについて話すのです。
悪性腫瘍の症状が進行した患者さんがとてもやせているのを
目にしたことがあると思います。腫瘍が大きくなるために栄養を
どんどん吸収してしまうので、身体に栄養がいきわたらなくなり、
やせて衰弱するのです。
良性腫瘍のばあい、腫瘍がかなり大きくなっていても、
悪液質になることはありません。
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| ことばの説明 |
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がんの進行状況をあらわすときによくつかわれることばを説明します。
がんの浸潤
(しんじゅん) |
がん細胞が分解酵素を分泌し、原発がんの
組織をやぶって周りの組織に侵入していく状態
のこと
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がんの播種
(はしゅ) |
がん細胞が、その周りの膜組織にぱらぱら
散らばるようにひろがること。
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がんの転移
(てんい) |
がん細胞が、血液の流れやリンパ液の流れに
沿って、原発から離れた部位に運ばれ、
飛び火すること。
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