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◎日本一の「長寿県」=それは沖縄!
世界一の長寿国日本において、
とくに沖縄は“日本一の長寿県”として有名です。
沖縄県の平均寿命(2000年)は
女性が86.1歳で全国一位、
男性は77.64歳です。 |
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100歳以上の高齢者の数も500人を超え、
ほかの都道府県を圧倒しています。
また、長寿であるだけでなく沖縄県の人々は、
ガンによる死亡率の低さも全国一を誇ります。
そして、「心筋梗塞」や「脳血管障害(=脳卒中)」で亡くなる人も、
最下位なのです。
なぜ、沖縄がこれほどの長寿県で、「生活習慣病」にかかる人が
少ないのでしょうか。
“長寿と健康”の秘密はいったいなんだとおもいます?
そのなぞを探るべく、さまざまな科学者・研究者が、
沖縄の長寿の秘密をめぐって仮説を立て、その秘密を探ってきました。
その結果、いろいろな要因が見えてきます。
まず、本土と比べて、温暖な気候風土で
肉体的なストレスが少ないことや、
明るい性格でくよくよしない人が多いことなどがあげられます。
しかし、いちばんの要因は、"食生活の違い゛です。
沖縄の長寿と健康を支えているのは、
次のような食生活と考えられています。
@食塩の摂取量が少ない→漬物を食べる習慣がない。
A野菜の摂取量が多い
B豚肉の摂取量が多い→脂肪の少ない料理法である。
C「海藻」の摂取量が多い→コンブを日本一多く食べている。
D植物性タンパク質の摂取量が多い→大豆料理を多く食べる。
E魚介類の摂取量が多い。
F黒砂糖を好む。
このなかでも最近とくに注目されているのが、
Cの「海藻」の摂取量が多いことです。
四方を海に囲まれた私たち日本人は、
世界中で最も海藻をよく食べる国民です。
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ワカメの味噌汁のない朝食なんて考えられませんし、
おにぎりや寿司には海苔、おでんや煮物にコンブ(昆布)は
欠かせません。
健康志向、ダイエット志向も高まって、海藻サラダやヒジキの
煮付けなどが、低カロリーでミネラル豊富な健康食として、
若い女性たちの間で人気があります。
沖縄料理の主役は、コンブやモズク、メカブ(=ワカメの根に近い
部分にできるヒダ状の葉のこと)などの「海藻類」。
沖縄県はコンブ消費量日本一を誇っています。
「おや?コンブは北海道など北の海の海産物じゃないの?」
と思われるかもしれませんね。
沖縄で食卓に上るようになったのにはちょっとした理由があります。
コンブは江戸時代中期から、北海道など北の海で採れたコンブは
北前船で全国各地に運ばれるとともに、沖縄を経由して
清(中国)にも輸出されるようになりました。
沖縄はその中継地だった関係で、北海道から遠く離れた沖縄でも
さかんに食べられるようになったのです。
そして、消費量が多いだけでなく、食べ方にも大きな特徴があります。
本土ではコンブというと出し汁をとるものというイメージですが、
沖縄では、出し汁をとるだけでなくクーブイリチー(=千切りにしたコンブを
豚肉やコンニャクと一緒に炒め煮にした沖縄の代表的な郷土料理)
という炒め物にしたり、炊き込みご飯に入れたりと、
コンブをそのまま食べることが多いのです。
このため、コンブに含まれる栄養素をそのままとることができたのです。
この食べ方の違いも長寿の秘密です。
沖縄の長寿を担っている海藻はコンブだけではありません。
もう一つ忘れてはならないのが生産量日本一を誇る"モズク"です。
コンブの消費量が日本一の沖縄ですが、さらにモズクの消費量は
他県の10倍といわれています。
最近はスーパーなどでもパック詰めされたモズクが売られています。
その約90%が沖縄の海で養殖されたモズクです。
モズクと聞くと、私たちは酒の肴(さかな)を思い浮かべますが、
沖縄では味噌汁の具にしたり、雑炊にしたりするだけでなく、
さまざまなモズク料理があり、日常ごく普通に食卓にのぼります。
なかでも面白いのは、油で素揚げにしてパリパリになったモズクを
おやつ代わりに食べるのだそうです。
モズクせんべいといったところでしょうか。
コンブやモズク以外にアオサ、ヒジキなどの海藻も沖縄では
日常的に食べられています。
海藻が体に良いというのは、だれでも聞いたことがあると思います。
生命の源ともいえる海の中で育つ海藻には、
ビタミンA(カロテン)やビタミンKなどのビタミンをはじめ、
ヨウ素、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛、カリウムなどの
ミネラルが豊富に含まれています。
海藻は、海水に溶けている豊富なミネラルを吸収して育っているため、
ミネラルを多く含んでいるのは当然です。まさに海の栄養分が、
そのまま濃縮されているといってもよいでしょう。
さて、第二次世界大戦後、わたしたちの食生活は大きく変わり、
いわゆる「欧米型」の食生活で、コレステロールや動物性タンパク質など、
栄養価の高いものに変わってきました。
そのため、生活習慣病などの病気まで「欧米型」になってきています。
さらに現代人の食生活は偏食になりがちで、これがビタミンや
ミネラル不足の原因となり、さまざまな病気の原因にもなっています。
このビタミンやミネラル不足を補うのがコンブやモズクなどの海藻類で、
海藻がからだによいとされる根拠になっています。
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